初めてのネイルチップと輝く宇宙のfabulous girl

始めてネイルチップをした!それの記録。

 

 こないだLUNAさんのファンコンサートに行ってきた。グループのイメージカラーが薄めの紫だったので、それに近い色のネイルチップをつけていった。といっても、これはおれが持っている唯一のネイルチップである。このチップは、gorgeous gay DIVA Vtuber浮奇さんの色と思って買ったのだが、今回行ったf(x)のイメージカラーでもあった。そしてなによりルナさんが歌姫そのものであるため、わたしはどうしてもこれをつけていかなければならなかったのだ。

 親指の付け根が合わないことは買ったときから知っていた。いつか削ろうと思って先延ばしにしていたが、今回こそは誤魔化していられなかったので、前日にちゃんと準備をした。直線的な形をしている親指の根元に合うようにして、チップを削っていく。親が買ったけど使わなかった爪やすりを使った。ファイルも持っていたんだけど、100均のものを使い古した感じだったので、あんまり削れないかなと思って。とりあえず爪の付け根にチップが当たって痛くないようにすることはできた。他の指に関しては知らない。明日とりあえずこれでうまくいくことを祈ってそのまま下準備は終わりにした。

 

 当日、寝坊する。ふつうに寝坊する。1時間遅れた。これはつける時間ないだろうなという感じ。朝ご飯を食べて、メイクをして(というかメイクも最近楽しくなってきたもののひとつ。これの話もまたいつか。)10分くらい時間が余ったので、左手の爪を眺める。…やってみるか!

 接着グミとネイルチップを用意する。グミは、ダイソーのが良さげだというのを前に見たので、チップと一緒に買っておいたやつだ。なんかぐにゅぐにゅとしていた。粘着力が本当に強くて、それはよかったんだけど、一度間違って貼ってしまうと直すのが大変だった。多分爪の根元に詰めて貼ればいいんだよね、とひとつひとつ貼ってゆく。これ、10分でチップつけきるところまで行くかな。最悪片手だけでも終わらせたい。

 グミを貼った後はいよいよチップを貼っていく。あらかじめそれぞれの指に合わせたサイズをはかって写真撮っておいたので、それを見返しながら、必要なチップを容器から出していく。取りづらい。グミのシールを取りやすくするためについた突起が邪魔である。取りづらい。油断すると容器をはじいてしまい、チップが複数同時に飛び出してしまう。どれがどれだかわからなくなったらめんどうくさいので、慎重に取り出す。疲れる。

 そしてついに、チップを、貼った!爪の根元よりも少し内側に貼ると自然に見えるそうだ。適当に眺めたショート動画の知識を思い出しながら、丁寧に貼っていく。でも実際のところ、心の中では「10分……!!!」と思っていたので焦っていた。結果、人差し指のチップが曲がった。悔しい。まあもともと人差し指の爪はちょっとまがっていたからこうなるのも納得いかないわけでもない(納得だとは言わない)。よしとしよう。

 焦りながら、落ち着かせながら、なんとか左手のチップを貼り終わった。え?10分経ったかって?経ってます。そうです、まだ片手しか貼れていませんが時間はなくなりました。わたしは右手用のネイルチップと粘着グミをバッグに詰めた。電車で貼ることを決意したのだ。すごく遠い場所に行く予定だったから、今回はグリーン車を利用する予定だった。なんとかそれなら貼れるだろう。家を出る。いや、家を出るまでにトイレでズボンを脱ぎ着するのに苦労していたことは飛ばしちゃいけない。指の腹で生活ってもどかしいなと朝の時点で思う。

 電車に乗る。すぐさま右手用のチップを出す。かなりのんびりしても余裕なくらいの乗車時間だったので、あせらず貼る。ここでまたあれ、貼りづらい。取りづらい。そう、左手にはすでにチップがついているのだ。いくら時間があるとはいえ、もどかしさはさらに増す。ネイルチップを付けた人は、爪先が刺さらないように指の腹を軸にした手の動かし方をする。それがなんとも優雅に見えて憧れだった。だが実際は、自分の身体の範囲が意識していないところで伸びていて、いつもだったら引っかからないところで爪が引っかかる。ちょっとストレスを感じた。

 半分いらいらしながらだったが、チップを貼り終わる。電車の窓から差し込む日差しに照らされて、爪がきらきらとしゃらしゃらと輝く。少しばかり指からは浮いて見えるが、私が今までやってきたセルフネイルではしたことのない質感が爪に乗っかっている。心地いい。今わたしは小さなきらめきを指先に乗せている。

 ライブ会場につくまで10分ほど歩くのだが、もうわたしは自分のfabulousな一面をアピールしたくてしょうがなくなっていた。長くきらめく爪を持った私は、自分で自分の女性性を思い出してうっとりする。そう、こういう一面もわたしにはあるの。肘を内側に入れ、バッグを肘にかけるようにして、軽く握った手のひらを上に向ける。いつもより少し腰に力の入った歩き方になる。cat walk、いつか思いっきりしてみたいな!

 到着。会場で席に座る。ここからネイルはさらに輝きを増す。照明の光を受け、宇宙のように揺らぎなく紫色が輝きだしたのだ。銀色のラメの散らばったそれは、わたしに誇らしい気持ちを与えてくれた。とってもきれいだった。コンサートの間は、そうして時々爪を眺めながら時間を過ごした。ルナさん!わたしもこの小さな爪の上で輝きを放っているよ!うれしい気持ちだった。

 

 帰宅する。ここからはきれいな話なんてない。泥臭い話が続く。ネイルチップは簡単には落とせない。お湯に指をつけて待ち、グミがやわやわとしてきたら、ウッドスティックなどを隙間に差し込み優しく剥がす。まずわたしは、お湯に指をつけて待つことができなかった。し、そもそもお湯の温度が低かった。お風呂に入ったついでに爪楊枝を持ち込んでやったのだが、いつまでもグミがその場をどこうとしない。こちらを威嚇しているのを感じる。手ごわい奴め。

 歌を歌いながら待ってみたが、やはりどく気はないようだ。両手を拘束されたまま待つのが嫌になってしまった私は、爪楊枝を隙間に入れてみる。比較的爪のサイズが小さい指だったらねじ込むことができた。そこからは巻き取るようにして隙間を大きくしていく。でもなぜか本当に硬くて、グミも伸びるし、うまく取れない。取れないんだよーーーーー(泣)

 結局、全体を通して無理やり剥がしたみたいになってしまった。ちがうんだよ。あいつらが威嚇してくるから……。はい…。(サイズの大きい中指と親指は隙間すらも全然見せてくれなかったので結構恨んでいます)

 剥がした爪は風呂桶に浮かんでいる。紫色のいろんなサイズの爪が浮いているので、ちょっと物騒な見た目だった。そこからはチップについたままのグミを剥がす作業をした。実は、ここまでの間でしびれを切らして髪や体を洗っており、すでに全身濡れている。グミは剥がれない。風邪をひくかと思った。涼しい季節に、体を洗ったあと風呂で作業することは、みんな、やめよう。

 

 とまあ、終始操縦席をネイルチップに握られている感じだったが、一日つけて過ごすことができたし、無事はずすこともできた。ちょっとだけ爪が削れていた。無理やり爪楊枝を入れたからだろう。これほどの作業工程の多さ、煩雑さを乗り越え、世のネイルチッパー(今作った語)たちは、ネイルチップを楽しんでいるということだろう。わたしはまだまだ駆け出しである。今回で心を折ってしまわずに、修復しながらまた煌めく爪のために挑戦してみたい。

「わたしにとって本当」を裏返したものは「あんたからしたら嘘」ではない

※精神疾患に対する差別発言に言及します。

 

わたしは以前通っていた病院が嫌いです。

それは大学の保健センターで、抑うつ症状があるからと紹介された精神科病院。

わたしが初めて通院した精神科・心療内科の病院だった。

 

だから担当医に対する不信感は、わたしがおかしいのかなと思ってた。

心療内科ってこんなもんかな?おれが知らないだけ?ここがもしだめならどうしたらいいの?おれの症状のせいでいつも診察がうまくいかないのかな?

 

通院中ずっと悩んでたことは、診察で毎回気圧されるか、言い合いになってしまうこと。鬱が強いときは声が小さく言いたいことを言えない。逆に気合の入っているときは担当医に言い返す。そんな感じだったので、あまり診察に行って必要なことを得て帰ってくる、という経験を当時はしていませんでした(今通院しているところはいい感じ)。

 

おれは不安感が強いから、担当医と相性が悪いとか、おれが模範的な患者じゃないとかそんなことばっか考えていて、担当医に悪いところがあるという考えに至り切れませんでした。それで、そこに通院していた間、病状が好転しなかったこととか、病院で嫌な思いをしたこととか、そういったものが気のせいのような気がするというか、自信をもって人に言えない状況になってました。

 

でも今日、ふと思い出して。

そういえばあの医者、「たまに○○とおっしゃる患者さんもいますけど△△」みたいなこと言ってたな。どんな文脈でその話になったか、何と言っていたか、何も思い出せないけれど、患者の言っていることが幻だと言いたげだったことは覚えている。

 

だいぶ患者の尊厳を無視してないか?

 

風呂でぽんとそんな考えが浮かんだ。

わたしにとっては、気のせいかなと思っていた担当医の嫌なところ、うまく説明できないからこれはただの相性とかの問題で…で終わりにしようとしていたところ、それ、ちゃんと本物じゃないか?おれ、ちゃんと、担当医のこと、嫌いじゃないか?

 

思えばわたしは診察の時、通院までの2週間ほどの過ごし方が、嘘ではないことを診察で訴えていた気がする。本当にそれで困っているんです。そんな気持ちで話していたような…

 

なんか、わたしにとっては本当だったことって、周りからしたら嘘なのかな?

だってわたしにとって「は」本当なんでしょ?みんな、嘘なのにって思いながら「そうだね、本当だね」って言ってるの?少なくとも、そんな考えに至る態度だった、あの医者は。

 

でもそんなのっておかしいでしょう?

わたしの生活は、尊厳はどこに行ってしまったの?

 

鬱になってから、自分の感覚が他者(ここでは抑うつ感の少ない人)には通じないことが多いことに気づいた。わたしの恐怖は他の人からしたら「気のせい」や「緊張しすぎ」「考えすぎ」「対策を取ってない」「よくわからない」、そういったとるに足らないことになるらしい。らしいと言っているのは、納得いっていないから。

だって本当に怖くて寒くて震えてどきどきするんだもん。コントロールできないところで身体がたすけてー!って言ってる。

だからこれは本当。

 

本当は嘘なのに何か言ってるこの人、なんてことはなくて、医学的にはそうじゃなくて、とかじゃなくて、というか心療内科医ならそれは知っているべきで、とか、とにかくわたしの怒りや違和感、不信感は真っ当であろうという気持ちになった。

あんたには見えなくたって、見えないふりをしていたって、本当。

おれっておもろくって……(風呂編)

今日はお風呂に入りたくないとき(毎日)どうしてるか書きます。

 

おふろ、入るの面倒くさくないですか?

おれは鬱になってから、どうして毎日たいして動いてもいない体を洗うことを繰り返さなくちゃいけないのか意味が分からなくなって、お風呂に入るか入らないか、毎日たたかっています。

そこで最近、お風呂に入ることは本心ではないことを示すことで、逆にお風呂に入ることができるという術を編み出しました。以下で説明していきます。

 

①「お風呂入る?」「おれ)っしょうがねぇ~な~」→入浴

おれは入るつもりなんてないけど、あんたが言うならしょうがねぇから入ってやるよ、言っとくけどおれは入りたくないからな??そんなに言われたからしょうがなく入るだけだよ?ったくほんとに…おまけしとくからさ。っていう寸劇です。

 

わたしは汗かいてないのに体をしっかり洗わなくちゃいけないことが億劫なので、シャンプーとリンスと洗顔はして、体はお湯を浴びるだけのことが多いです。なので、ここでいうおまけとは「体を洗うこと」です。おまけしとくよあんたのために、と言っておけば、体を洗うことができます。

 

②「おれ)風呂なんて滅亡しろ!!!!!!!!」→入浴

億劫なものって滅亡したらいいと思ったこと、ありませんか?おれはあります。何度もあります。カジュアルにあります。中学生の頃は、ノートに蛍光ペンで丸1ページ使って「滅亡しろ!」と落書きしていました。嫌なこと、滅んだらいいですとね、ほんと。

 

ということで、一旦お風呂に入る前に「滅べ!!!」と叫んでみてください。滅びの対象にしてしまえば、自分でコントロールできることのような気がしてきます。滅ぼすことだってできたはずなのに、あなたは、お風呂に入ることを「自分で」選んだのです。そういうことです。

 

③お風呂の用意を床にたたきつける→入浴

最近はこれが一番よく効いています。パジャマを用意する。小さくぎゅっと握りしめて、床にたたきつける。ミニタオルと下着を用意して、ぎゅっと握りしめる。床にたたきつける。バスタオルはでかいし床に投げたら汚いのでたたきつけません。

ここでのコツはメンコのように、床をひっくり返すくらいの勢いでたたきつけることです。ある程度持っているものに重さがあったほうが、たたきつけるときの抵抗力が大きくなって気持ちいいので、重いほうがいいっちゃいいです。あとなるべく小さくくしゃくしゃに握りしめてください。

 

とりあえずすべての滅びへの感情を乗せて投げつけてみてくださいね。少しばかりお風呂への憎らしさが、叩きつけイベントとしての愛らしさに変わるかもしれません。

 


追伸)フォロワーがおれのことおもろいって言ってくれて、たぶん俺の面白さってこういうところにあるのかなと思い、書いてみました。風呂滅ライフ、よく浸かってください。

おれの微細記②

今日こんな投稿をしたんだけど、これについてちょっと書くぞーーー!

今日ね、ぴったりめの服を着たので3年ぶりくらいにブラをしてみたんだけど、それをそのままお母さんに言ったら爆笑してた。3年前はブラしないことに顔しかめてたのにすげーーーーー₍՞ . ̫ . ՞₎

https://bsky.app/profile/naaamnum538.bsky.social/post/3mt46nbb5cs2p

 

※身体違和・希死念慮・性加害への言及あります

 

今日はかなり身体のラインが出る服を着て、乳首のシルエットがでそうだったのでブラを付けた。何年ぶりにつけたかもう正確にわからないくらい久しぶり!ブラなんて付けたらしにたくなってしまうから付けてなかったんだけど、今日はなんかいけそうな気がして付けた。

 

少しさかのぼるけど、わたしが胸の違和をすごく強く感じたのって、男性グループとして活動してる好きなアイドルのvlogを見てる時だった。バッグを斜めがけにしている胸が平らだったの。平らで、わたしは「そっか!斜めがけしてもぺったんこな胸を経験している人がいるのか!」って感じだった。そしたら急に自分の胸がこうじゃないことを思い出して吐きそうになった。胸オペのことは知っていても自分の選択肢としては存在してなかったから、わたしがもともとこの感覚を持つことってもう絶対に無理なんだって思って、それがひどく絶望的だった。胸があることがありえなくて、もともと猫背だった姿勢がもっと猫背になったし、胸を強調したくなくてブラもつけたくなくなった。

 

ブラを付けないことについて、親は反対だった。一人暮らししていた時、鬱がひどかったから時々親が家事を手伝いに来てくれた。そのときに洗濯物にブラが入っていなくて(というかそれでバレたら話しやすいかなと思って入れないままにしていた)なんで?って。ブラをつけたくないという話をして、そこからは喧嘩。時間が経つとともにおれの乳首が浮くってそんなにだめ?という話には反対しなくなったが、盗撮されたらどうするの?SNSにあげられたらどうするの?という点でだめなのだという。

そのため、シルエットが目立たない分には何も言ってこなくなった。それでわたしは、一人暮らしの期間と、目立たない服を着ている(というかそれしか着れない)実家住みの期間、ブラを着用せずに過ごしている。

 

今日着ようと思った服は明らかにシルエットが目立つ服だった。久しぶりにブラの存在を思い出した。引っ越しとともに全部捨てちゃったっけ?と思ったけど、2枚だけ残ってた!しばらくしてなかったからブラの違和がどんな感覚だったか忘れてる。わたしはこのぴったりとした服が着たい。なんかおれもY2Kな感じのgirlになってみたい。一旦試着!してみよう!

 

……意外といける!というかよくわかんないな。

えーーーーーーーでもなんかいつもより胸がでかく見えてるような気がする。

でもインスタとかで見てるファッションの画像に写ってるふつーーーのgirlだ。うーんでもきついよーーかゆいよーーー、バインダーにしようかな?いやもっと暑くないか?じゃ~嫌だ!んーーーーーぴったりな服を着たいという気持ちが一番強いから、今日は実験してみよう!

という感じで何年かぶりにブラをつけて過ごしてみることにした。

 

どきどきしながら自分の部屋からリビングに向かい、この「何年かぶりにブラをつけて過ごしてみる」という部分を母親に伝えた。そしたら親は爆笑してた。ぎこちないのがおもしろかったのか、3年ぶりくらいにつけて「みた」というのがおもしろいのかかわいいのか、反応は柔らかかった。よかったーーーーー!今日は一日これで実験できる気がする!!!!手芸用品を買いに行くのだ!!!

 

それで、話は一日どうだったかになるんですけど、思っているよりも気が散らなかった。やっぱり締め付けは嫌だったから、こんなの世界中の着用者が熱中症になっちゃうよ(泣)とか言いながらだったけど。(パッドが入っているので)胸元がなんかいつもより硬いなとは思ったけど、違和がひどい感じがしなかった。作り物の胸をつけてhotなgirlをやっています(=演じています)という感じがした。dragな振舞いをするのが好きなため演じていると思ったら割と楽しめた。

 

帰ってきてお風呂に入る前に、鏡で見つめてみた。うーーーん、よくわからない。一回twerkしてみた。思っているよりっぽくならないな。服を脱いでブラだけになってみよう!

 

そしたら、「これは!明らかに違う!!」と違和感がわたしに話しかけてきた。

なんかブラだけになったわたしの身体は、首から上と首から下で違う人の画像を切ってはっつけたみたいだった。知らない人の身体がある。わたしと関係ない身体がここに写ってる。

 

今日の実験結果。

えーーーーーーーーーーーやっぱだめかも。着てるのは気にならないけど、見るのは無理。あともう少し胸が小さく見えるものがいい。でも締め付けは緩いものが良い。そんなのあるか?でも演じるぞ~と思って身に着けるのは悪くない。こっちの方がわたしには合ってるのかもしれない。そんな感じでした。

 

以上、本日のfem transmascな日記!

AFAB nonbinary femboy(仮)の微細記①

なんかもっと自分の話を楽しく聞いてくれそうな人っていっぱいいる気がして、手元の日記にばかり書いてるような微細記をここで書きます。

最近「femboy」が自分のやりたいことと近い気がすると思い始めたところなんだけど、AFABのnonbinaryがfemboyと名乗ったうえですることって大事では?と思い、タイトルに入れてみた。

仮付けなのは、この言葉と出会ったばかりでよくわかってないとこもあるから……?(なんで仮付けしたいのかもまだ自分でよくわかってない段階です。所属感はめちゃくちゃある)

 

メモに残ってたたぶん2026-01-23の日記

風呂でAOAの「miniskirt」を踊る。

腰の動かし方が少しずつ上達していて嬉しい。反った腰のラインがきれいに出る時、すごくせくしーで気分が良い。

 

今日はうちらってなんでステージの上にいないんだろうねって話をした友達とプリクラを取った。いつもお風呂で1人でやってたアイドルみたいな可愛い表情をカメラの前でする。ぷりてぃーなおれたち、かわいい。うれしい。うがー、きゅ~と❣️って楽しい。

 

お風呂から出て体に乳液をぬる。一分丈のパンツをはいて、ブラをつけず、タンクトップを着る。この下着のスタイルにしてから自分の体が心地よくなった。

このごろはもう、私は乳房があっても問題ではないような気がしていたんだけれど、胸にある肉の塊をインスタで見かけたトランスの人みたいに、ちょっと、こう、横に肉の厚みを散らして、平たくして、その上からタンクトップを少しかぶせて、私のあばらには胸の厚みによる影が初めからないかのようにしてみた。そしたら普通に鏡に細身の男の人が立ってて、なんかこれはこれでいいかもしれないと思った。

 

1年半位の間に体重が10キロ落ちて(食欲がなかった時期があった)、前よりも女性っぽく見えるか男性っぽく見えるかの服のシルエットをコントロールしやすくなった。たぶん曲線が少なくなったからだと思うんだけど、でも、なんかそれって本で見かけた「太ってるジェンダークィアなんてありえない」っていう言葉が思い出されて、これが私のなりたいボディーイメージなのか、ステレオタイプに基づいた美的感覚から細身の体を持っていたいのか、もうちょっとよくわからない。

 

ここから今日。20260424 

DAYOUNGさんの「What's a girl to do」が最近わたしの中で来ていて、毎日風呂で思い出している。おれも…HOTなgirlに……‼❤️‍🔥と思いながら踊る(勘だけど)。

長い爪の鋭い指で来い来い(てきとーな名付けすぎる)する振り付けはかっこいいし、力いっぱいに体を揺らすエネルギッシュさもテンションが上がる。2番初めの、膝を外側に開きながらしゃがんでいく振り付けもだいすきで、わたしがこんな風に人前で自信満々にfabulous sexyをできる日は来るのかな?などと頭の中で会話する。今のところ絶望的。

 

でもテンションが上がってきちゃってるから、今度は頭の中にKATSEYEの「PINKY UP」が流れてくる(※1)。XLOVのバビズ(ウムティさんとルイさん)のダンスチャレンジがだいすきで、何度見たことか。ギラギラとした視線を真似る。リップシルエットも歯もはっきり見えるような口の動かし方を真似る。ピンッと指を張って伸ばして目をぱちぱちとかわいく瞬かせる。おれは今ギャルなのだ!

 

その流れでシャオジュンさんの「Backseat」ダンスチャレンジ(KARDのSOMINさんの曲)を思い出す。尻が生きていた……。あれをやりたいと思って、今日もtwerkをしてみる。数日前にコツを掴んだけれど、やっぱり人の尻ってこんなに揺れるものなんだなと思う。あと、前は自分のおしりの丸みが嫌だったが、twerkが映えるとその丸みも愛おしく思えてくる。ちょっとせくしーに見えるように手を添えると、なんか完成されたような気がして、気分が良かった。

 

そのあともう一回「PINKY UP」を踊った。twerkパートをね。そんな感じで今日のお風呂は筋肉痛の足を刺激して終わった。なんかずっと風呂の話をしている。でも風呂ってかぞく来ないし、でかい鏡があるし、おれだけのために踊れる(一緒に踊れる友人はいつでも募集しています)。実家に戻ってきてまだ2-3週間だけど、自分のクィアネスを放出する時間があまりにもないので、もう見失いそうです。だから消えないように風呂にクィアネスを住まわせることが最近の日課かもしれない。

 

 

※1 KATSEYE- PINKY UPについて(2026年7月5日追記)

トランスガールも一緒に踊れるわたしの大好きな曲です。
この曲のMVには、トランスジェンダーのアーティストたちが出演しています。

 

www.them.us

 

また、トランスの置かれている状況を踏まえた上で、あなたたちの味方をするつもりがあるという意味に取れる歌詞がいくつも出てきます。

 

以下公式MVより引用:

https://youtu.be/7F1ET2XHQfk?si=dR-y-76Rwq7A2rQP

 

Us against the world shaking ass in the parking lot
If wе get arrested haha baby Laugh it off

世界を敵に回し、私たちは駐車場で踊りまくる
もし捕まっても、笑って流せばいい

〈中略〉

And I'd kill em for you if it got that deep

もし事態が深刻になったら君のためにみんな殺してあげる

〈中略〉

"The only true wisdom is in knowing you know nothing"

真の知恵とは自分の無知を自覚することである

 

 

KATSEYEは、メンバーのLaraがPROTECT THE DOLLSと書かれた衣装を着てたり、
過去にMean Girlsという曲で、「Got bless the T girls, and all the in-between girls」という歌詞を歌ったりしています。

 

この人たちには確実に自分が見えているんだなと感じられることがあまりにも嬉しくて、その上で一緒に爆踊りをできるPINKY UPという曲があるのがより一層嬉しいです。

 

衣装と歌詞がわかる動画↓

youtu.be

 

youtu.be

踊ると身体って自分も知らない動きをするの

最近踊ることがだいすきだけれど、この踊りをしてみたい!このアイドルみたいに振舞ってみたい!と思ってから、振り付けを覚えるのにも、それをすらすらと表現できるようになるのにもすごく時間がかかる。

もともとダンスをしていたわけではないので当たり前だけど、思ってるよりも、自分の思うようには体が動かない。

 

わたしの好きなアイドルたちはどんな風にこのシルエットを作ってるんだろう?と思って、たくさん鏡の前で動いてみる。動画を見返してみる。

からだのどの部分に力を入れて、どの部分の力を抜いているのか。

角度はどのくらいなんだろう、指先はどこに向かってるの?

もっとからだを伸ばしきった方がきれいにラインが出るんだ。

重心ってこっちの足にかかってたんだ、てか背筋きつい。筋肉付けたい。

身体の中心にねじれをつくるのっておもしろい。

ここで視線を落としてみようって思ったのかなぁ。

 

こうやって研究をしていると、わたしの身体はこんなにもわたしの身体であるはずなのに、わたしがまったく知らない動き方をする。

自分が知らない動き方をするのも、魅力的に感じる動きを自分のからだがしてるのもわくわくする。

好きなアイドルの雰囲気をまるまる自分のものには出来ないけれど、それを真似してみるともっと自分のからだが自由だったんだって知れる。それだけでたまらなく楽しい。

おれは乳房のあるからだを持っていて、あとお風呂で踊るのがすき

私はお風呂で踊るのがだいすきで、膨らんだ乳房があってペニスがなくて腰まわりが張っていてけつの大きい身体をもっている。
前は乳房は女性を意味していておれは女性でないから乳房がいやだった、けど今は自分の身体が好き。

なぜかっていうと、男性に所属の近さを感じるおれのからだには、膨らんだ乳房っていう平均的な女性の身体的特徴があるけれど、それがおれにとって問題じゃなくなったから……ではなくて、男性に自認の近いおれのからだには乳房があるというだけだからである。

 

説得性がない?でも乳房があれば女性で、ペニスがあれば男性?乳房がないなら男性でペニスがないなら女性?身体とアイデンティティに関係性はあっても、特定の身体的特徴があることとある性別であることは同義ではない。それに、おれは自分の乳房に性別の意味づけをしていない。


おれがどんな体を持っているかとおれが誰であるかが結びつかないのなら、このからだで踊ることが好き。このからだは女性を意味しない。おれのからだ。

 

 

おれは男性に近い所属だけど、男性性を自分から感じることはあまりない。おれが「男性に近い性である」だけであって、自分のどこかに「男性らしさ」を感じてそう自認しているわけじゃない。
むしろ女性的な振る舞いをする男性の姿に自分を見る。フェミニンな雰囲気がする(ボーイズグループとして活動をする)アイドルを見て、なりたいって毎回思う。結局女性性を選ぶの?って思う人もいるかもしれないけれど、そういう話じゃない。

 

「男性(に近い性)である」がアイデンティティとして存在してる以上、「男性(に近い性)である」者でしかなくて、女性的な振る舞いを選択したからやっぱり女性なんだ、とか男性的な振る舞いをしたから男性なんだ、なわけがないだろ。自分の中に感じる女性性にうっとりして表現を選択をする時もあれば、そこに特定の性を見出さない時だってある。

 

だから別に、おれは女性と男性をやっている自覚はあんまりなくて、おれをやってるという自覚ならある。おれの好きなものを選んだら結果的に女性と結びつけられるものだったし、同時に自分の女性性もすきだった。それはおれが女性であるかないかが重要でない空間にいられたから思えたこと。

おれがどんな振舞いをしてどんなからだを持っているかによって、おれの性別が問われることがなければ、おれのやり方が問題にされなければ、からだも洋服も仕草も言葉もなにもかも、選んでいるのは女性性と男性性のどちらかのうちからかもしれないけど、やっていることはおれでしかなくなる。

 

だからもっと、ブラをしたくないとか、メンズのタンクトップ1枚で出かけたいとか、ビキニも着てみたいとか、しなやかでセクシーなダンスをしてみたいとか、肩・背中を使って大きく歩きたい、ピンヒールを履きたい、ミニスカートを履きたい、ロングネイルをしたい、まつ毛の強調もしてみたい、胸の凹凸なく斜めがけバックをかけたい、筋肉がほしい、一人称自由にしたい、女性のふりをせずに運動をしてみたい、男らしさがなくても男同士の友達付き合いをしてみたい、嫌悪感のない身体の触れ合いがあるなら知りたい、ふぁびゅらすでマスキュリンな人に誘惑されてみたい、おれを置いてどかどかとどっかに行ってしまう女性に片思いしてみたい

こそこそとなら言えるようになったこういう話をもっと堂々としたいな

今はまだ、家のお風呂でひとり、膨らんだ乳房のあるからだで踊っています。